CFDの仕組みについて

CFDとは差金決済取引の事で、主に商品や金融証券、
株などを元に派生した差額で儲けが生じます。

最大の特徴として、証拠金を使って金融商品を取り扱い、
保証金を預けることで実際の投資資金の何倍もの取引が出来る「レバレッジ取引」が可能です。

●差金決済・直接現金の受け渡しを行わずに、反対売買による差金で決済する事。

●反対売買・空買いした株を売って利益を出すか、空売りした株を買い戻して利益を出す事。

●証拠金・FX業者で外貨を取引する際、担保として預けるお金の事。

●レバレッジ取引・元本よりも大きな取引が出来る取引の事。

●スワップ金利・異なる2種類の通貨を売買することによって生じる金利差の事。

CFDの主な流れとしてはこのようになります。

①取引したい銘柄を選ぶ
証拠金の額と取引したい銘柄によって変わるレバレッジ(倍率)を取引業者のサイトで確認します。
その時注意したい事が、あくまで無理なく取引が出来る額である事が重要になります。
銘柄の価格が今後期待が出来るなら、買いの注文を、そうでないなら売り注文(空売り)します。
一般株の取引とは違い、相対取引になる事を頭に入れておくべきでしょう。

②買い注文と売り注文について
CFD取引は、取引業者の提示金額で売買されます。
その際に、手数料(スプレット)が上乗せされます。
取引での手数料が発生した場合、口座から引き落とされます。
また買い注文から入ると、スワップ金利が日割りで計算され毎日口座から引き落とされます。
その逆で売り注文から入ったら、スワップ金利の日割り計算分が、
決済するまで毎日口座に入金されると言う事になります。

③決済について
取引期限は一切ありませんので、いつでも決済することが可能です。
しかし、予想以上に株価が変動してしまった場合や、証拠金の範囲を上回る損益が出た場合は、
それ以上の損失を出さないために強制的に決済されることがあるのでご注意ください。
強制決済の基準は、業者によって基準が異なるので事前に調べておく必要があるでしょう。
利益が出た場合、その金額が口座に振り込まれ、
損益が出た場合は証拠金から清算されるシステムになっています。

④新規注文について
CFDは決済後もリアルタイムで損益が清算されるので、
1日で何回でも取引をすることが可能です。
1日の取引額は、信用余力の範囲内でしか取引できません。

このような流れを繰り返し、利益を生み出していくのです。